…ごめんなさい、わたしも泣くつもりじゃ…、! (わたわた、と慌てながら貴女の手を取っては立ち上がる。ごめん、と謝る貴女は何処か暖かくてなんだか心がぽかぽかする。名前を呼ばれると嬉しそうに「はい、」と応えた。久しぶりに名前を呼んでもらえた、それが嬉しくて尻尾をゆさゆさ、と揺らす。俺の家に帰ろう、なんて言葉を耳にすれば目を丸くし問い掛ける。) …お家…?お兄さんの、?