名無しさん 2025-05-25 14:06:51 |
|
通報 |
…分かったよ、解いてやる。もう逃げようなんて思わないことだね、今度は容赦しない。
(相手を見ていると、身寄りのない子供であることくらいは容易に想像できる。自分もかつて孤児として日々の食事にすらありつけるかわからないといった日常を過ごしていたため、今の彼女と似たような行動を起こすことは珍しくなかった。自分の場合は親切な魔族に拾われたからよかったものの、彼女もそうなるとは言い難く。何にせよ、このまま縛り付けていてはただでさえ此方を警戒している彼女から気を許してもらえるとは思えない。そうして小さくため息をついてから指を鳴らせば、瞬く間に糸は解けて消えていき)
腹、減ってるだろ?ちょうどお前に話さなきゃならないこともあるんだ、まずは食堂に行こう。
| トピック検索 |