鈴鹿 叶斗 2025-04-07 14:40:59 ID:c5ac4eec9 |
|
通報 |
(自分の要求に対する相手の返事は、なんとも可愛らしいもので。それだけでも自分にとっては十分、気を紛らわすのには十分だった。ベンチの背に凭れたまま静かに空を見上げては、相手が戻ってくるのを待ちながら言われた通りゆったりと流れていく雲のひとつひとつを眺めていて。こうして見ると確かに、色々な形に見える雲がある。少しの間雲の形に集中し、あれは猫、あれは雪だるま…と、こんな事でも気が紛れるんだなとぼーっとした感覚の中考えていたが、不意にぐっと胃を押された感覚があり。咄嗟に上半身を起こして、座っていた状態から顔を床に向ける。相手はまだ戻って来ていない。まだだめだ、と堪えようと口元に手をやるが胃が中身を外へ押しやるよりは遅く、とうとう床へ吐いてしまった。前兆が無く、本当に突然の事に思考は止まり、どうすれば良いのか解らなくなってしまいベンチから崩れ落ちると、その場に蹲って)
っ、う、はぁ、はぁ…けほ、けほっ、ぅう…
| トピック検索 |