匿名さん 2025-03-10 20:08:58 |
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いえ…気にしないでください。貴方が終電に間に合わなくなりますし、……俺は一人で大丈夫ですから。
(耳から伝った言葉を脳内で反復し、上手くまとまらない思考に判断力の低下を感じながらも表向きは平静を装う。尋ねられてから数十秒。徐に口を開けば、普段通りの返答を心掛け 家まで送るという相手の気遣いに断りを入れた。新卒や他社員ならともかく、自分が上司に迷惑をかけるなどプライドが許さない。それにまた借りを作るのは御免だ。…今度 牡蠣の店にも連れてってもらうんだよな……?くそっ、何か考える度に頭の奥が痛む。早く帰らないと…。バチッ。浅い呼吸を繰り返しているうちに突如至近距離の瞳と視線が合う。次の瞬間 彼の唇に目が惹きつけられると、無性にそこへ触れたいと思う気持ちが芽生え ごくりと唾を呑み込んだ。握ったままの手を後方に引き、もう一方で上司の腰を優しく抱き寄せる。気付けば考えるより先に唇を重ね合わせていて)
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