>八尋さん でしょー? (笑う彼女にそう言って、馬鹿げた笑みを浮かべる。彼女と来たかった場所。柵に寄りかかりながら空を見上げる。青い絵の具で塗りつぶしたような青空は美しく、眩くて。一つ息を吐いてから彼女へ声を掛け、菓子パンの袋を開ける。) さっ!早く食べちゃお。 昼休みが終わっちゃう。