冗談でも恋を知る　

【　待っててください、あなたの元へ迷わず辿り着きますよ。】
（ 自覚はないが側から見たら、自分は何処か抜けているというかそんな感じのようで友人からも心配される節があり、もしかして彼も……と考えることもなく、良いパパになるのではと思い「向かってます」と空をビューンと飛んでるような可愛らしいねこのスタンプをぺたり。改札口を出たところでカフェの情報と彼が目的地に着いたことを知り、歩く速度は自然と速くなる。「 お互い初めて行くカフェ、楽しみ。わたしもドキドキしてますよ、早く逢いたい。」と空を見上げて呟くとひらり、と飛んできた桜の花弁を手のひらで受けとめ春を感じて。）
【 もうすぐ、着きます。奏くん、お店の前で待ってくれてるんですよね？周りは大丈夫ですか？誰かにつけられたりしてません？パパラッチとか……ファンとか。わたし、奏くんをスルーしてお店に入るようにした方が良かったりします？】