スレ主 2025-02-22 08:41:29 |
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【洋館/1Fエントランスホール/ベンジャミン・サイクス】
想定外の状況から思わず叫んでしまっていた背中に(D-33452) の数字が記されたオレンジ色の囚人服風のジャンプスーツに厳つく如何にも脛に傷を持ったならず者的な赤毛のモヒカンヘアの大男(サイクス)は我に返って付近の燭台立ての影に隠れる。
サイクス「…チッ、オレとした事が迂闊だったぜ。落ち着けサイクス、お前ならやれる。」
(目立てば死)そんな理不尽ばかりの恐ろしい(社会奉仕)と言う名の遠回しな処刑めいた得体の知れない仕事をどうにか五体満足で生き延びてこれたのは、偏にその用心深さ故である。
チャッ
よって、声をかけて近付いて来た相手に先ず自動拳銃の銃口を向けて止まれとジェスチャーして
サイクス「待て、近付くんじゃねぇ……お前は何者で、此処はどこだ?。」
この(やり取り)に関しても何処か奇妙な(即視感)を感じるが――
>薬研藤四郎、ALL
【洋館/1F書斎/????】
冷静に書物や書類を物色しつつ情報収集を試みる『魔法使い』の異名を持つ青年(逆先)と、非現実的な(荘園)での体験の後にこの見知らぬ洋館へやって来た形になる学者肌な彼(ルキノ)、丁度二人が鉢合わせになるだろうその瞬間に
ギシッ――ギシッ
外の雨音に混ざり、確実に家鳴りの類では無い奇妙な(軋む音)が二人の耳にハッキリと入るだろう。
それは書斎内の――古風で大きな衣料品棚の中からだ。
―尚、青年(逆先)が漁っていた書類の中には(2141年・死体操作技術の正式運用概要)だとか(自我次元理論)、(粘菌ナノマシン)だの非論理的で怪しげな内容のモノが多数混ざっている。
>ルキノ・ドゥルギ、逆先夏目、ALL
【洋館/1F客室(110号室)/巴マミ】
地平がひっくり返り、無数の手と肉の塊の様な真っ赤なナニカが揉みくちゃにされて蠢く生理的嫌悪感しか感じない様な訳の分からないモノが混ざり合う意味不明な悪夢。それらが徐々に己の上から波か何かの様に覆い被さって来た処で…
大きな音(銃声)が鳴り響き、悪夢に魘されていた金髪巻き髪の少女は目が覚める。
マミ「…私は――確か学校が終わって鹿目さん達と一緒に帰っていて」
直前の事が思い出せない胡乱な記憶――柔らかい感触は自分が古びたベッドに身を沈めていたからだろうか―上半身を起こして周りを見渡せば―古いが良く調度された宿泊施設やホテルの類の様な個室―外からは大きな雨音と時折の雷の轟く音が響いている。
>ALL
【洋館/1F学習室/????】
チャキリッ
????「動かないで」
椅子に座って思案する怪異な彼(拓人)に不意に背後から投げ掛けられるそんな幼げな少女の声と、金属の擦れ合う――銃器の撃鉄を上げる様な物音。
(声の主)からは気配も――そもそも生気すら感じない――怪異な彼(拓人)ならこの異常性が何となく理解出来る筈だ。
今背後で銃を突き付けてきてる謎の少女(????)は――恐らく、まともな(人間)では無いであろう事を…
>狼谷拓人、ALL
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