Lulu 2025-01-07 16:00:14 |
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沈黙がしばらく流れたのち、先に口を開いたのは美玖さんだった。私にも愛をくださいだって、?
そんなのもちろんだ。俺と美玖さんは同じような気持ちだったのか。告白ではないけれど、恋人になってほしいわけでもないけれど。只々人のぬくもりを感じてみたい、人の愛を受けたい。きっと俺も彼女も孤独な人なのだろうな。今日の少しの時間だけでも彼女と繊細で美しく、儚いこの世界で愛を。愛をで終わっている理由は先に続く言葉が俺にとってはないからだ。彼女はください。といった。おれは欲しいわけでも、あげたいわけでも、育みたいわけでもない。ただ愛を。ただただ何となく曖昧な存在だ、愛は。常に儚い、いつ、争いや憎いものに変わってもおかしくないものだ。有限でいつ終わりが来るか、いつまた復活するかもわからない。
思うことはたくさんあるが、美玖さんには
ありがとうございます、引き留めてしまってすみませんでした。
と、少しそっけない返事をしてしまう。それは彼女の思いや感情をむやみにいじって壊したり傷つけたくないからだ。すこし無駄な言葉を発しただけでも薄れてしまう愛。
愛とは何でしょう。
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