▲ 2024-12-21 08:10:28 |
|
通報 |
( / プロフィールありがとうございます!今のところ特に不備は見当たらないのですが、悲愴がずっと続くような展開はできれば避けていただけると幸いです。こちらに対しても何か要望などあれば遠慮なく仰ってくださいね◎
また下記ロルを回させていただきました。初対面『倉庫の中でシエルくんを見つける』と想定していますが、もしやりにくいようでしたら他の場面でも大丈夫です! )
-----
( 潮風が夜の空気を撫でる港は静まり返るどころか、其処彼処で人目を避け荷を運ぶ彼等の息遣いが聞こえる。暗い海に浮かべる積み荷は外国産の甘い菓子、に覆われた薬物の数々で。リストを片手に粛々と出航していく小船を見遣りながら小さく息を吐く。──一つ、二つ、三つ、これで今日の罪は終わりのはず。冬の寒さで吐く息は白く濁り、残滓を残して踵を返す。コートの裾に用済みとなった羊皮紙を突っ込むとこつ、こつと革靴の音を鳴らし倉庫の横を通り去ろうとして。何時ものようにねぐらへと向かう最中、ふと、悴む鼓膜へ届けられたのは微かな物音。これもまた何時ものように、気紛れを起こして物音の先へと目を向ける。倉庫の中でも際立って小さな端の赤い壁に当たりをつけると歩み寄り、その鉄扉を静かに開いて )
| トピック検索 |