奏歌翔音 2024-11-27 00:36:53 |
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【返信が遅れて申し訳ないです、少々分割して本日中に返信致します。】
豊岾 大乃女(とみやま おおのめ)
>月影さん、ルナさん
………………
(少年から厭われていても大女は視線を外さない隠さずとも、無理矢理手で覆わずとも良いのだと、私の事は信じられずとも少なくとも“この人ら”はどんな話でも、どんな身の上でもそんな事は些細な事だと受け入れてくれると、まだ逢ってそれほど経っていないがそう確信出来る――人からヒトデナシに成り果て、其処からまた人へと―厳密には違えど其れへと還った者故の直感)
!……………私も
(幼女(ルナ)が見せた“其れ”に一瞬息をのむが――大女もまた其れに続く形で、元来の“姿”を今一度――少年(月影)へと見せる。
正確には(嘗て)の己――心象風景にも近い幻影、重ねる形で見えるのは真っ白だが煤けた様な着物姿に両手首に拘束する形で絞められた注連縄――そして口端から血を滴らせ狂笑を浮かべる口元以外を何枚も重ね貼りして覆う呪札、呪札、呪札―そして小刻みに、そして非人間的に揺れる頭と其れに追随する形で振り乱される長い黒髪紛う事無き人の形をした災厄が其処に立っていた。渦巻くのは狂気、相食み咀嚼される魂魄、其処に在るだけで厄を撒き散らす存在。)
無遠慮に覗こうとしてごめんなさい、でも自分を憚らないでもいい――少なくても此処では――私もこれ以上詮索しない。
(そう静かに言うとやはり申し訳なさそうに目を伏せて――幻影もそれと同時に彼(月影)の視界から消え去った)
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