夏油傑 2024-11-14 15:31:17 |
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おい、そこの変な前髪。人様の領域に、土足で踏み込んでんじゃねーよ。
(現世との境が曖昧なこの世界に生者が迷い込む事はそう珍しい事象じゃない。瓦屋根の上からたった今、落ちてきたばかりの人間を何の感慨も宿さない青眼で静観していたが、男が己の縄張りを踏み越えたために、その時間も長くは続かず。髪と同じ真白の着物のしわを整えると立ちあがり。見ず知らずのましてや脆弱な人間相手に、支払う労力など待ち合わせてない。爪先すら動かさず、それが当然であるかのように眼下にいる男を見下ろしつつふてぶてしい一言放ち。)
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