常連さん 2024-10-29 22:26:54 |
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「た、対話?ど、毒……?」
こっちがきょとんとした様子で何気なく尋ねたことは彼女にとって深い拘りがある部分らしく、さらに勢いを増して返事が返ってきた。なんだか難しい表現をするもので、こんな綺麗な見た目をしているのにもしかして相応の変人なんじゃないかと早くも気づいてしまった気がする。いやだいたいS2000にスーパーチャージャーなんて見たことないし、静かで落ち着いた雰囲気から繰り出される高回転はまさしく車の印象とぴったりだ。
「て、ぉわ、こんな時間…!う、うん、じゃあまた!」
と彼女が時計に目を落とせばこちらも携帯の画面に映る時間を確認して、気づけば日を跨いで随分経ってしまった。こっちは明日入学式というのになんの準備もしていなくて、彼女が踵を返したのと同時にこっちも慌ててドアを開けた。窓越しに手を降ってまたの再会を願って、そのまま走りだした瞬間にさっきの彼女の発言を独り思い出した。
「ん……?入学式…??」
(この辺で場面転換しますね。
翌日、入学式も終わってホームルームも終わり、下校の時間になります。ただ大部分の生徒は部活動見学にいくので、2人はそこで出会う流れになります。
第二話みたいな形になりますので、こちらが後ほど書き出します!)
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