匿名さん 2024-10-17 14:17:45 |
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(自身の言葉を聞くや否や嬉々として事を進める彼女から促される通りに、両親には一瞥もくれず部屋を後にする。自身が今まで関わりのあった貴族の人間と比べると随分若く見える――それも子供一人買い取れるような額がぽんと出る――この女性は何者なのか、一体何の目的があっての契約なのか。疑問に思うことは多々あるけれど、これは道中にでも聞けばいい。せこせこと荷物を運搬する使用人たちと何度かすれ違いながら外に出ると、彼女の言葉通り馬車が停まっていた……のだが。綺麗な装飾が施されたキャビンに、自分より一回りも二回りも大きい馬が繋がれている。蹴られたらひとたまりもないであろう筋肉のついた四本足に、食べられてしまいそうな大きな口。怖い、なんて口が裂けても言えないが、足が竦んで思うように進めない。馬を視界に入れないよう必死に顔を背けつつ女性の後を追って)
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