異世界同士の導き手 2024-10-09 23:32:48 |
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( 数分間会話していた通話が終了し、昨日の内にルカの瞬間移動脳力を使い店で購入した材料を冷蔵庫から取り出す。よし、腕によりをかけて作るぞ!と張り切って腕捲くりし早速お弁当作りに取り掛かっていき。初めて振る舞う手作りのお弁当を美味しく食べてもらいたい為、バランスよくさせることを意識しながら定番の唐揚げ、卵焼き、タコさんウインナー、ミニハンバーグを作り野菜にはミニトマト、ブロッコリー等を添えてみて。公園で軽く昼食をとのことから食べやすさも考えておにぎりにしようと作り始め、海苔をつけたものとふりかけを混ぜたおにぎりと何個かお弁当に詰めては二人分が完成して )
ふぅ……、出来た!今何時だったかな……って、やばい!もうこんな時間だったのか。早く出掛ける準備しないと遅れる!
( 何気なく時間を確認すれば時刻は11:30を指しており、お弁当作りに時間をかけすぎたと内心焦りながら慌てた様子でお弁当用の鞄に二人分の弁当を入れ別の鞄には水筒を入れる。他に持っていくものはないかと再確認した後、鞄を持ちながら行ってきます!と告げてアジトから出て行き。内心走りたい欲はあるがそうするとせっかくのお弁当が崩れてしまうため、焦る気持ちを抑えつつやや早足気味に歩いて公園へと向かって。待ち合わせの場所に辿り着くとリッドの姿を探すようにきょろきょろと辺りを見回し、あの店でしか会ったことがないのもあり私服姿がどんな感じかも想像することが出来ず。真っ赤な髪色をしたショートヘアーの男性を探し歩いていると、視界に映ったのは約束をしていた彼の後ろ姿で。見つけるとそちらに歩み寄りながら声を掛けてみて )
────リッド!ごめん、遅くなって。待たせた、よな…?
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