とある男子高校生 2024-10-09 20:58:22 |
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(/ 誠に僭越ながら早く蛍さんに絡みたかったので( … )入学式の場面はスキップして帰宅後から始めさせていただきました。初回なのと入学式諸々すっ飛ばしたので少し説明がちな上に長くなりましたが通常はこれよりも短くなると思います。
絡みにくいな、とか、やっぱり相性合わないな、とかありましたら遠慮なく仰ってください。)
…………………
(フリードリヒ・ニーチェは言った。「神はしんだ」と。
だから僕はこう言った。「それは嘘である」と。
神はいる。
何故なら神は僕の願いを聞き届けてくださったからだ。正直これ迄はどちらかというと神よりニーチェ派だったけれども、この奇跡を目の当たりにして何故神の存在を疑うことが出来ようか。彼女がクラス担任であることを神に願った結果、まさに彼女がクラス担任だったのだ。担任だったのだ!!今まで神を信じていなかったくせに何故神に祈ったのか。調子が良すぎるぞ。なんて言われても知るものか。とりあえず祈ってしまうのが神なのだから。
ちなみに入学式中の記憶は殆ど無い。新入生代表挨拶もしたはずだが何を言ったかまるで覚えていない。僕の頭の中はもはや『葉月 蛍』…彼女のことでいっぱいだった。
3年振りに再会した彼女は以前にも増して美しく、そのあまりの美しさに吃驚して見惚れてしまい、瞬きをするのを忘れたくらいだ。当然僕の目はものすごく乾いた。
そして入学式を終え、教員である彼女よりも一足早く下宿先に帰ってから数時間が経ち、さっき隣の玄関の開く音が聴こえた。恐らく彼女も帰ってきたのだろう。何故そんなことが分かるのか? 彼女の勤める高校に進学する旨をお義母様(蛍さん母)に話したところ「それなら蛍の隣の部屋が空いてるらしいから、そこに引っ越したらいいじゃない。慎ちゃんまだ高校生だし、初めての一人暮らしは近くに知り合いが居たほうがいいでしょ?」との進言を頂き、晴れて隣人同士という特権を得ることに成功したからである。お義母様も神だったというわけだ。
学校ではろくに話せなかったことに加え、いろいろあって引っ越しの挨拶すらまだしていなかったので、この機会にと思い彼女の部屋へと赴き意を決してインターホンを押す。それからマイクに向かって恐る恐る声を掛ける。果たして彼女はどんな顔をするだろうか。……とても緊張する。心臓が痛くなってきた。)
───あの、隣に引っ越してきた藤堂です。お久しぶりです。
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