人間 2024-09-29 13:36:37 ID:88fede34f |
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(使い方を知らない訳でなくとも、使う機会のない彼らからすれば本来の用途通りに使用している姿を目の前で見るのはやはり物珍しく感じるのだろうか。自分たちにとっては至って普通の日常的行為のそれを興味深そうに見られると不思議なものだと、どことなく感じる視線のような気配に心做しかいつもより丁寧に髪を梳いた気がした。だがそれも気のせいだったか、終えた時には彼の頭はこちら側とは別に向いてるのを見るだろう。反射するその炎がどこを見ていたのか、そして自分は自意識過剰だったかと独りでに若干の気恥しさを感じていたも刹那、此方からの問いに対して返ってきた答えは予想していたものとは違って穏やかなもので。少しは叱られでもするだろうか、など悪賢い子どものような思考で構えていたために意外な返答だ、と嬉しそうに喉を震わせ。)
ふふ、わかった。君の良心をこれ以上利用はしないよ。…それじゃ、君も戸締りに気をつけて。
(自分が扉を叩いた時、返事をしなければそこで追い返しもできただろうに。それでも扉の奥から返事をしてくれたのは何故かというのは、親切で温かな彼に聞くのは意地が悪い質問だろう。早く帰るようにと扉を抑えるも、忠告の最後に心配を添えてくれる見送りの言葉におかしそうに眉を下げてこちらからもお返しの言葉を送る。行きとは違った重さの籠を手元に、温かな陽光の下を鼻歌でもか細く零してしまいそうな程浮ついた気分で帰路に着いた。)
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(彼の家で世話になってから数日。泊まった際に記録していたメモを基に読みやすくなるよう本程の大きさがある紙束に書きまとめ、着想を得た魔道具の発案や魔術への応用の可能性を別紙へ記す。発案したものの実現が可能かどうかの検証をするにも材料は有限。恐れず回数をこなして検証をしては材料にも限度があるため首を絞めてしまう。なるべく少ない検証数で抑えるためにもどうすれば実現可能に近付けるかを長考し、書き直す時間に比例して紙の数が増えていく。日が昇っては沈むを数回見送り体力が限界を迎え、気絶するように眠った時には床や机上が書き尽くされた紙で埋まっていた。次に意識が戻った時、視界に広がる紙の世界に気付いたならまたかと言いたげに浅く溜息を零し、現実逃避をするように浴室へ眠気眼のままのそりのそりと逃げ込む。暫くしてまた再会する室内は当然景色が変わっている訳もなく肩を落とした。今はこの部屋に入る気が起こらないと、乾かした髪に鼈甲の櫛先を梳かせながらぼんやりと考えを巡らすも片してからでなければ検証に移ることも難しい事実に行き着き眉を顰め。材料の補充をしてから考えようと身を翻せば、見たくない現実を背に身支度を始め出した。)
____…案外不足物が多い…、……ん?
(小さな町でも昼下がりは賑わい、普段なら家の中から程よく聞こえる心地良い人々の声を聞いていたが今は周囲から直に聞こえる。前に買い出しに出たのはいつだったかと考えを巡らせるとついでに浮かぶのはあれもこれもと足りてなかった材料のこと。今手に持っている空の籠に、足りていない材料とすっかりなくなった食料の補充も計算すれば自分の体力で家まで持って帰れる気がしないと顎元に手を添えて思案し、台車でも持ってくればよかったかと考えてる最中。視界端に捉えるには収まりきらないような大きなシルエットに気付きはたと意識を向ける。見慣れたような、だがこの町で見かける機会はあまりなかったと見知ったその姿に考え事は一度片隅へ置き、躊躇なく歩み寄ると横へ着き、覗き込むようにして声をかけた)
先日は世話になったね、フレイ。こんにちは。買い物にきたのかい?
(/お待たせしました!どこかお店を覗いてるところでも、向かってる最中に出くわしたでも大丈夫なように描写してみましたが、もしやりにくかったりしましたらご指摘いただければ修正しますので遠慮なく仰ってください。
長らくお待たせしてしまい申し訳ありません…!引き続き、よろしくお願いいたします!)
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