>紅緒 ──…さて、仕組みは良くは知らぬが。…夢中で物を作ると我が妖力が付随してしまう為か時折こう言うこともある。…襲ったりはせぬ。(時折南瓜の中からは幼子の無邪気な笑い声など聞こえる程度で広い庭を悠々浮かぶそれらに目を細めながら胡座をかいて、)…其方、見ぬ顔だと思うたが。…何方様であったか、聞いても。(知り合いでは無さそうであると見受けた姿に首を傾げれば平坦な調子で問い掛け)