匿名さん 2024-09-24 18:08:20 |
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自分の中では彼が隣にいてくれることは既にデフォルトだったが、記憶のない彼にはもちろんそんな事はなく胸に寂しさが込み上げる。
わかっていたことだろう、彼にはもう俺などいなくても生きていけるのだから。
わかってる…わかっているけれど…
「………………俺は邪魔か?
……あ、いや…!す、すまない。忘れてくれ」
離れて行動したいというような言葉に少々拗ねたように視線を横に逸らして、つい小さく呟いてしまうも、出すつもりのなかった感情に自分で驚いて目を見開き、彼に一度視線を向けてからまた素早く視線を外すと遅いが塞ぐように手を口元にあてる。
同じ組織に引き入れて同じ時間を共にしたいという身勝手を行使しているくせに欲張ってはならないと蓋をして僅かに顔を横に振って手を戻すとすぐに謝罪し取り繕ったが、なんて子供っぽいことを口走ってしまったのかと耳をじんわりと熱くさせたままで仕切り直すように軽く咳払いをして話しを続ける。
「…んん……悪いが俺と共に行く時は俺から離れないでくれ。戦闘に自信がないのなら尚更な
取り引き当日は製薬会社周辺に何人か一般人を装った者を配備する。さすがにのんびり偵察できる時間があるわけではないからな…
だが、敢えて敵が潜り込める死角を作っていてな。俺たちはそこを見回るんだ
この商談を嗅ぎつけた輩がいるかの炙り出し…というわけだ」
この身勝手を通すと決めたからには、この命を懸けて守ろうとあの時誓った。だからこそ、好きなように行動させてやりたいが一緒にいる間くらいは守れる手の届く範囲にいて欲しい。
少なくとも安心して別行動を許可できるのは、以前の彼程の実力を持っていると俺が判断できてからだ。
「…まぁ、監察は単独行動が好ましいのは理解できる。だから、護身術くらいは身につけておいてくれ
何なら今から俺が指導してもいいが…どうする?」
(現時間帯承知しました!
その時間帯設定なら突貫ではありますが護身術の型くらいは教えられそうです。なので指導のお誘いをしておきました!
情報課のリーダー張ってるだけあってグレイくんやノアの弱点的確に突いてきて敵になった時めちゃくちゃ厄介になりそうでラスボスみたいになりそう…とまたひとりでに対峙した時の妄想が走り出してます…
普段は面倒くさがりだけどやる時はやる系おじさんという私の好きなタイプのキャラですが、ノア共々よろしくお願いします!)
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