一閃(〆)

あっ、もう、昼寝には早すぎます！ほら、マスターの荷物も搬入されたばかりなのですから、まずそちらの整頓からして、それが終わったら買い出しです！
(どれだけの金額が掛けられているのだろう、思いながらも純和風、とはいえマスターのご実家も純和風だったが、こちらの設備はこう、至れり尽くせりだ。ガスコンロではなくクッキングヒーターだし、シャワーは切り替え6種類、みたいなヘッドがつけられている。最低限生活に困らないアニメティまで取り揃えられているのには驚愕する。とはいえ、普通の生活を始めるには不足するところもあるだろう、例えば鍋敷とか。そう多くはないが、昨日のうちに運ばれたマスターの荷物は段ボールに詰められて置きっぱなしだし、大きな冷蔵庫は流石に空っぽである。やることは山積みだと顎に手を当てて思考していれば、呑気すぎるマスターが昼寝なんぞ始めようとしたので振り返ってタスクを提示、眉を吊り上げながらすぐ目の前まで近づいていって見下ろして)
さあ、やりますよ！