雲 2024-09-18 04:36:34 |
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「ふゥん、マ、よろしい。見せてさしあげましょう。悪魔よりも悪魔的な所業を。」
「貴方の羽は確かに美しい。が、それだけですな。元々自分は美術品等にも魅力を感じない性でして。ただ美しいからというだけでそこに置かれただけの物に、一体どれほどの価値があるというのです?」
「だがしかし、あやつらの興味関心がソレに注がれているというのもまた事実。それ即ち、我々の価値観となる。世は所詮数が物を言う、奴らが興味を持ち価値があるとした事こそ、我々の価値を裏付ける、我々という種の価値観の根となるのでしょう」
「そう考えると、あぁ素晴らしい事ですな、貴方は我々の誰よりも尊き価値の高いモノであるという事」
「いやぁお似合いですな、まるでこの世界が大きな鳥籠…美術館のようではないですか」
Q.長々と語られていましたが、一言で言うと嫉妬という事ですか?
「……事実を述べただけだが?あぁ美しい、かの者はどうにも、美しいな、目もあてられぬ程に」
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