戦士 2024-09-03 21:24:37 |
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だな、今更間違いと言い出せる空気じゃなくなっちまったし…参ったね、こりゃどうも
(この感じだと既に村の住人のほぼ全てに自分たちの間柄について間違った認識のまま広まっていると考えて良さそうで。普段平和そのもので静かな農村に暮らす彼らにとっては外部からの移住者がやってきて、しかもそれが若い新婚夫婦なのだというキャッチーな話題は至上の娯楽なのだろう、やがて当事者そっちのけで話がどんどん膨らみ飛躍していく様子を肌で感じて。卓上のメニューを共有して一緒に注文を考えるフリをして隣の席の彼女へと軽く顔を寄せると、着実に本当のことを言い出しにくい雰囲気が形成されつつあることを共通の認識として共有し肩を小さく竦め「……こうなったら、甘んじて受け入れちまうってのも一つの手かもしれないな…なんて、簡単に考え過ぎか?」もしも現状の勘違いについて訂正をするにしても、今の自分たちの間柄について適切に説明する言葉がなく、そんな二人が一つ屋根の下で暮らすとなれば余計に込み入った事情を邪推されかねない。であればもういっそのこと表向きは夫婦ということで通してしまってはどうだろうと提案するが、それはそれでこの先事あるごとにそういった扱いを受け続けることも甘受することにはなってしまうため、自分の心臓が保つだろうかという問題と何よりも彼女自身の心境としてそれはどうなのだろうという別の問題が浮上して。自分と一緒に来ることを迷わず選んでくれた彼女はこちらに好意的な感情を持ってくれている…とは思うのだが本人にそれを確かめる度胸はなく、好意にも色々な種類があるため自分の思っているものとは全く違っている可能性すらあって。結果的に今日まで慎重にならざるを得なかったのが正直なところだが、今回の返事次第でもしかしたら彼女の感情の片鱗ぐらいは知れるかも…と密かに期待してしまう自分もいて)
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