戦士 2024-09-03 21:24:37 |
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え"っ…あー…いや、今のは言葉のあやっていうか……おっ、そろそろ着くみたいだな!
(物心のつくまえ、幼い頃からの長い付き合い。これまでに喧嘩や意見の食い違いからの言い合いなんかもした記憶はなかったように思うが、それでもこれだけ長い期間一緒に居ればそういう瞬間がなかったとも強ち言い切れず。とはいえ、そう思っても黙っていれば分からないのだからわざわざそんな事正直に言わなくても良い筈なのだが、昔から馬鹿正直で余計な一言が多くそれで痛い目を見ることもしばしば、今回もまさに藪を突いて蛇を出すが如く、浮かべた微笑みを見るにそれによって彼女の機嫌を損ねた様子はないが先程の発言について言及されれば、軽くたじろぎ答えに窮してしまい。そこに助け舟がごとく男性の声が聞こえてくれば、しめたとばかりに幌の外へ視線をやり、進行方向に僅かに見え始めた村落の方を指差しながら話しを逸らそうと彼女を振り返り「自然が多くて長閑な感じだな、ああいう場所なら精霊の声ってやつもよく聞こえるんじゃないか?都市部は都市部で便利で良かったが騒がしかったからな」遠目から見た印象としては正に農耕牧畜を生業として自給自足で生活している自然に囲まれた穏やかな農村といった感じで、人混みや喧騒なんかとは無縁な生活を送れそうだと感じたまま感想を述べると、あそこであれば彼女だけが声を聞けるという精霊との対話の妨げになる要因も少なく穏やかに過ごせるのではないかなんて、先程の失言を誤魔化すべく少しばかり捲し立てるように言葉を紡いで)
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