戦士 2024-09-03 21:24:37 |
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っ…すみません、ありがとうございます。……アーサー様はずるいですね。
( 馬車の揺れにより危うく頭を打ちつけるところだったが、気が付けば力強く抱き寄せられていて彼の腕の中にすっぽりと収まっていた。状況を理解した途端、心臓の脈打つ速度が徐々に早まっていく。そうして身動きがとれないまま、不器用ながらも優しさのこもった真摯な言葉に耳を傾ける。それならば。“夫婦と間違われたこと”も嫌ではなかったのだろうか。タイミングを逃してしまって聞きたかったことは聞けなかったけれど、それよりも彼が昔から変わらず自分を大事にしてくれているらしい?ことは伝わったので、この際良しとする。「…それにしても探せばあるんですか?嫌だなと感じたこと。」あまりにも素直過ぎる彼の言い分がおかしくて、思わず小さく笑ってしまう。それから揺れが収まるまではこのまま彼に身を預けておくことにした。その方が安全だし、何より折角の機会。もう少しだけくっついておきたいと思ったからだ。 )
『あっ、ほら見えてきたぞ。あれが俺たちの村だ。』
( 少し経って、漸くガタガタ道を抜けたらしい。不安定だった馬車の揺れが収まった。次いで男性が此方に向かって声を掛けてきて )
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