戦士 2024-09-03 21:24:37 |
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それなら良いのですが…。─── 誰にも気兼ねすることなくのんびり過ごせる素敵な場所、早く見つかると良いですね。
( 魔王城までの長く険しい道程でさえ滅多に疲れをみせなかった彼のこと。屈託のない言動通り本当に疲れていないのだろう。分かっているはずなのに、“万が一”を考えて毎回心配してしまうのは昔からの癖だ。そんな何気ないやり取りの最中、淀んだ空気が少しずつ辺りに拡がっているのを感じ取るとぴたりと足を止め。同時に何処からか聴こえてきた助けを求める叫び声。馬の蹄の音。「今のは…?」刹那、何かを察した様子の彼につられて前方の奥に視線を向けると、その先には荷馬車に乗った男性を取り囲む魔物達の姿。反射的に救助及び魔物の討伐に向かったであろう彼の後を一足二足遅れて追いながら即座に自身の役割を把握しては、収納魔法により異空間へとしまい込んでいた杖をパッと出現させ。するとこの状況を半分面白がっている精霊達が自然と集まってきて杖に魔力を注いでいく…。助力してくれた精霊に感謝しつつ直ぐに防御魔法を発動すれば、荷馬車と男性の周囲に半透明の分厚い壁を作って )
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