『蚕繭』 2024-08-25 20:21:07 |
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(/あぁ~~(泣)覚悟します~~~!!!無自覚でこの距離感はかなりの天然さですよね恐ろしい恐ろしい……。背後につきましては大横転をかましております。
ようこそされちゃいました~!かなりの熱狂的ファンに仕上げたんですが、似てないなあこの兄妹……。めちゃめちゃ規模大きいですね!?売れれば売れるほど金くれる計算に春翔もニコニコです。この個展だけでもめちゃめちゃ展開ありそうで楽し~~~!!
絶対そのやりとり楽いしいものになりますよ!!やーん、一緒のこと考えててよかった!!めちゃ先の展開もこういうのあったらいいだろうな~なんて考える始末です。。)
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(とりあえず、見下ろされるのは癪に障るので立ち上がれば、あの時と変わらないちんちくりんという言葉がに合う背丈。そして安い通販サイトで買ったであろうノースリーブワンピースにカットソーといった面白みのない格好。ダサくはないが全体的に安っぽい、というか……とにかく隣を歩きたくないのは間違いない。(身内ブーストは盛り盛りで入っているのは間違いないが。)「お前、なんでいんの。」と尋ねただけなのに帰ってくる言葉は口煩い数々。話の殆どを聞き流す己にもまた言及されるイタチごっこが開催され。そうこうしている内にまたダサい奴がやって来た。オーバーサイズなんてものもあるし、自分も好んで着るが流石にこの場では不恰好すぎる。どうせ男が選ぶわけもなく、画商がセレクトしたものだろうが、センスを疑ってしまう。ついでに言えば髪のまとめ方も乱雑極まりない。勿論、この男の話も聞くわけがなく。顎に手を置き大きくため息をついては男を指差し。「お前はそれ新調してもらえ。」
一方その頃、妹の心情は穏やかとはかけ離れていた。知らない間に兄の姿を見なくなったどころか、まるで最初から存在しなかったかのように話題にすら上がらなくなっていた。それなのに目の前にいる彼はあの日から変わらない(大分変わっているが)いつ見ても嫌味しか言わないチャラついた兄の姿のままで。聞きたいことは沢山あるのに口から出るのは、今、この場所での疑問の数々。『お、お兄ちゃんこそなんでここに居るのよ。』 『時間守ってないのはお兄ちゃんも一緒じゃん!』『というか関係者の席だよねそこ!?』……大きく目を見開いた目線の先には見知った人物。いや、見知ったもなにも、親の反対を押し切ってまでも自分が絵の道に進むきっかけを与えてくれた神のような存在なのだ。そんな神がこんな近くにいるなんて考えられない、ってかお兄ちゃんと知り合い?えっ、なんで神と言葉交わせちゃうのか分かんない、え、え、え、あ、え、め、目合っ、目合っちゃった、『……あ、ひゃっ!あっ、あ、あ、あ、あのっ!わた、私、その、か、かかかかっ、か、影野…あ、秋穂と申します、その、わ、たしずっと、蚕繭さんのことが、大好きで……、あの、その、ずっと応援してて、その、……あう、ぅう…、っ~~!!』急に目を覚ましたのか、色々な後悔と羞恥が一気に押し寄せてきては逃げる様に兄の後ろへと隠れて。神を目の前の興奮しすぎて、顔も耳も真っ赤で、恥ずかしすぎて、禁忌を犯しちゃったようなそんな気分。)
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