F/導き手 2024-08-09 21:42:06 |
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……、…何、だよ。忘れてたのか…?
(扉が開き中へと入ってきた人物の声を聞けば、やはり紛れも無い、好きと愛してるを伝えた唯一の人で。中々治らない涙に困りつつも、何とか話す内容を理解していく。板を叩く音にビクッと一度肩を跳ねさせるものの怯えることはなく。嗚咽混じりだった呼吸をどうにか落ち着かせようと深呼吸し、マシになった頃。ゴシゴシと腕で目元を拭いてはそっと近寄って、板を叩いたその手に自分の右掌を合わせ。じっと見つめるその目は、再会の喜びと不満を孕ませており)
…馬鹿。
折角会えたけど、これが最後かもしれねぇな…
(ボソッと、悪口を呟いて。それからふいっと顔を逸らす。今の自分は捕まっていて、これから先どうなるかなんて分からない。国に捕まった時は何とかなったが、ここはきっと自分の知らない世界で。もし解放されたところで生きる術があるかも分からない。目の前に頼れる人が居るというのに今は不安に押し潰されてしまいそうで。折角引っ込んだ涙がまた溢れそうになり、板に当てていない方の腕でゴシゴシと目元を擦って)
~~~
……馬鹿につける薬はない。
(慌てた様子で両腕を上げ、降参のポーズを取る相手の身体を目線だけで伺う。見たところ武器は所持していないようで、こちらに対する敵意も感じられない。そこで聞こえたのは怪しい者の常套句。からの、どうなんだと自らも疑問に思う言葉。長く息を吐き出しては一度シャルティエを下げて鞘に納める。コイツは馬鹿だと断定し呟いては、もう一度長く息を吐き出し)
貴様、どこから来た?名は何という?
(本当に敵意がないなら答えるだろうと思いつつ、反撃されてもいいよう右手にはいつでも小型のナイフを握れるように。ここに放置してもいいが碌なことにならないと判断し、顔を向けては淡々とした口調でとりあえず必要なことを問いかけ)
【うう、ありがとうございます…!はい、ゆっくり行きましょう、でもってパッとの時はパっと…!回収ありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。はいっ、ココからですね…!楽しみですっ】
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