ひみつのひととき(〆)

………は？え、んん！？な、なんで……、 （　放課後、周囲が帰宅していく中自分は教室に1人残っていた。その理由は、学級日誌にある。日直がその日の記録を付けるものだが、前日、前々日をめくりながらここ最近自分の字が並んでいる。というのも、日直の人が自分に書いてくれと頼み込んでくるからだ。皆放課後は忙しいらしい。今日も、バイトがあるからと頼まれた。困ってる人を放っておけない性分なため代筆を受けた。今日を思い出しながら少し楽しむ自分がいる中、ふと、声をかけられる。ほとんどが聞き取れなかったが、自身のレイヤー垢のユーザー名だけを聞き取った。バッと顔をあげて困惑すると、目の前には自身のアカウントが開かれた携帯が。パニックになると人は言語を忘れるらしい。パクパクと口を鯉のように開けながら、携帯を持つその人を見れば、所謂陽キャの1人である自分とはまるっきり生きる世界が違うその人で。そんなことは関係なく彼の持つ携帯画面を両手で塞ぐように持てば、なんでか、と問い。　）


（／初回ロルありがとうございます！こちらも長々とすみません、とても読みやすいロルで楽しいです…！こちらのロルにも不備があれば教えてください。　）