縁は異なもの味なもの（〆）

（ 中学卒業と同時に両親が離婚。母は兄、父は自分を引き取り家族は離れ離れになり、その後父の実家である祖母の家で暮らしていたが、高校卒業を機に一人暮らし。短大を卒業し、派遣で生計を立てている。高校時代は祖母と父に慰労をかけてはいけないようにと周りに波風立てず、静かに元の性格を隠しつつ暮らしてたわけで、今の一人暮らしは自分にとっては快適。＂自由って素敵＂元々仲が良かった、母と年の離れた兄とは連絡を取り合ったりしていて。付き合って居たことはあったが、数ヶ月前に別れたばかりで今はフリー。異性との交流は、今は控え気味。偶然なのか、必然なのか、中学時代に同じ生徒委員会で一緒に会計をしていた先輩と再会。お互い予定があり、連絡交換だけをし、その日はそれだけ。社交辞令なのか、タイミングがあったのかで連絡を取り合い会うことになった。派遣先で多少、異性との触れ合いはあるがこうして異性と飲みに行くのは久しぶり。やや緊張した気持ちで今日を迎え、待ち合わせ場所である居酒屋に。）
先輩、わたしのこと覚えてるのかな。
（ 仕事を終え、待ち合わせ場所につきそわそわ。異性と対一で居酒屋に来るのは久しぶり。グループでの居酒屋はあったりはしたが、対一だと元カレと初めて二人だけで、食事をした時の緊張が出てしまう。セミロングの毛先を指で弄ったり、スマホを眺めたり。頭上から声が聞こえると反射的に見上げ、やっと来た相手の姿に嬉しそうに笑って。）

お疲れ様です。
（ 懐かしさが込み上げたのか、緊張はどこへ状態で。指をひらひらさせながら労りの言葉を述べて。中学時代の面影はうっすらとある気がするが、人混みの中ですれ違ったらわからないくらいに大人びた姿で。）
えっ？！奢り？
先輩、奢ってくれるんですか？嬉しい。
ええっと、何にしよう。
んーーー、わたし梅酒が良いなあ。
先輩は、ビールですか？
わたし、お酒は得意ではないけど、居酒屋さんの料理好きなんです！
（ 奢りと聞けば、嬉しげに足が揺れ厳禁だが喜んで。ラッキーと。お酒の好みを告げ、そのまま居酒屋で良いよとOKをだして。）


（／居酒屋さんは座敷？テーブル？どっちだろうと。主様に決めていただきたいです！教えてくださいませ。
読みにくい、絡みにくい場合は遠慮なく仰ってください！奢りでウキウキな雪音です。）