掲示板ファンさん 2024-05-30 14:57:38 |
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……ああ…ご親切に、どうも。
(立ち去ろうとした瞬間に三度引き留められ、踏み出す足を止めて相手の方を振り返る。自身に向けて差し出されている─と思われる白いハンカチへ視線を落とし、再び深々と頭を下げた。今度こそその場を立ち去り、人混みに紛れた後─手渡されたハンカチで、前髪から滴る血液を初めとした返り血を軽く拭う。血が染みて所々赤く染まったハンカチをまじまじと眺めた後、また別の狩場へと─ふらふらと揺れる、酔っ払いの千鳥足を思わせるような─不安定な足取りで向かった。そこでも再び呪霊を溶かし、黒い一塊へと変化させていたが─ふと、黒髪の少年─伏黒と目が合う。首を傾げたまま少年を見つめていると、少年は何やら携帯を取り出して─"特級相当と思われる呪霊を発見、近くに居る呪術師は来てくれ"だの何だのと連絡をしているようで)
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