伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
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(「”消える”……まさか、あの神の影響ですか?」ファイルを受け取り、掛けられた言葉の意味に思考を巡らせて。どこまで無かった事になるのかわからないが──記録まで消えてしまうものなのかと空恐ろしい思いを驚きと共に一言溢し、開いたページに目を通す。中身は資料室にあったファイルの例に漏れず、簡易的な情報のみが記されている。紙の上に並ぶ字を目で追っては怪異の情報に目を通し、もし消えるとするならこの部分だろうと予測を立てた。怪異の存在そのもの、発生自体が無かったことになるのなら、情報が残るはずもない。理解できなくとも道理である。「……記憶は消えないだろうな」恐る恐るといった呟きは貴方に向けてというよりも独り言で。理解できぬ存在への恐怖が再び沸き上がってくるのを苦々しく思っていると、貴方があげた声に顔を上げる。差し出された護符に目を留めて「羽賀さんからですか?ありがとうございます」とファイルを一度机に置き、護符に手を伸ばして。「…っ」触れた瞬間に手の内から脳天まで走った何がしかの感覚に瞳を揺らすと、護符を手にしたまま額に手を当てる。そのまま一度二度頭を振って感覚を逃がすと「…護符の違いはわかりませんが、強力なものだということはわかりました」と眉間に皺を寄せたまま頷き。懐にあった三枚の護符を取り出しては、新たに貰ったそれと見比べて──「今までのと合わせて使うのは、ありでしょうか」と首を傾げ)
(/強力な護符をいただけたとのことでしたので、御縁も強力になったような描写を挟んでみました。特に何かが強化されたというわけではありませんが、今後大狼に強化が入る際に心なしか強化率が上がる……といいな~!
それから新しく貰った護符に関しての質問なのですが、現在持っている三枚それぞれの上位互換として三枚いただけたのか、或いは現在持っている護符の力が全て統合された一枚をいただけたのか、枚数と能力に関して認識のすり合わせを行いたく思います!複数枚であればその様に描写されていると思うので多分一枚なのだろう、と思っていますが、すれ違いがあったら大変なので念のため……!)
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