伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
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(部屋に入ってきた伏見は、貴方と大和川をさして興味も無さそうにちらりと一瞥しただけで─「…はあ、どうも。」と普段通り、何処か気の抜けたような生返事を返す。大和川は貴方の問い掛けにううん、と首を捻った後、何を思ったか─伏見当人に対し、「伏見。大狼くんに"あの事"を話しても構わないかい?」とぼかしてはいるものの、半ば直接的にも近い問い掛けを投げた。その言葉に反応した伏見の眉がぴくり、と動いたかと思えば─面倒臭そうに視線を持ち上げ、大和川を見据えては「…はあ、まあ。…大和川警視が、大狼巡査を信用できると思うなら…別に良いですけど。隠すようなことでもありませんしねえ。」と億劫さが滲み出る口調で答えた後、デスクにどすんと腰を下ろす。大和川はふ、と軽く微笑んでから頷き、貴方に向き直って─普段通りの、穏やかで明朗な笑みを唇の端に浮かべて口を開いた。「…伏見はね、この部署が設立された当初からのメンバーだよ。元々は私と伏見、そして─高槻の3人しか所属していなかったんだ。伏見は昔からずっとああだったよ…今も相変わらず掴めなくて、不気味で、不思議な男だ。」そこまで語り終わったところで彼女は一旦言葉を切り、既に興味を無くして目を閉じている伏見を一瞥した後─打って変わって真剣な表情を浮かべる。「…うちにはもう一人…伏見の"前の"相棒、まあいわゆる…君の"前任"だね。その人物が所属していたんだ。でも、彼は…」そこで一瞬口籠ったものの、意を決したように唇を噛んで言葉を続けた。「怪異に殺されたんだ。…それも…伏見の、目の前でね。…それを引きずってる、という訳じゃないとは思うんだが…伏見は、君が来るまではバディ候補を徹底的に拒絶し続けていたのさ。…見ている限り、伏見は君の事を嫌っている訳じゃない。」睡眠を阻害されて苛立っているのか─眉間に皺を寄せ、ううん、と低い声で唸り始めた伏見を一瞥し、彼女は言葉を止める。「…だから、君には改めて頼みたい。…伏見を、私の大事な部下を…どうか、見捨てないでやってくれ。」大和川はそう締め括り、貴方に向けて深々と頭を下げ)
(そうですね…急に来られたので驚きましたが、勝手に一人で話を進めているところを見るに何も反応せずに放置すると余計にひどくなるのでは、と思いましたので…。了解致しました…!遅れそうな際は連絡させて頂きますね…!)
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