匿名さん(主) 2024-05-13 13:02:24 |
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ぐぬぬ…
(まるで一部始終を見てきたかのように昨夜の醜体を的確に指摘され、何一つ言い返せずに足元を眺めれば、小さな蛇がニョロロっと横切って行き。歴戦の手練でも苦手なものはやっぱり苦手。ギョッとして危うく躓きかけ、なんだか先行きを暗示しているかのようで小さく悪態をついて。一片の欠けもない月の蒼白い光が木々の隙間から差し込み、浮かぶ霧に絡みついて周囲を不気味に照らす。そろそろルナが指摘した距離に差し掛かる頃合い、やや前屈みの姿勢を取り剣を水平に構えて。具体的な気配は感じないが、相方のルナが注意しろと言ったのだ。疑うことなくすぐに反応できるよう身体のスイッチを切り替えて)
…嫌な霧だ。ルナ、あまり離れない方が良さそうだぜ。少し距離を…っ!!
(後衛を担う相方に警戒を促そうと振り向いた矢先、見慣れた魔法使いの姿が崩れるように溶解し朽ち果てた騎士の亡骸へと姿を変え錆びた剣を振り下ろす。反射的に重ねた剣で向けられた太刀筋をかわし、お返しに薙ぎ払った剣で相手を仕留めて。剣を抜いていなければ確実に一発もらっていた不意打ちに舌打ちし)
クソっ、どうやらただのすっとろい骨野郎だけってわけじゃなさそうだぜ。最悪同士討ちになりかねねぇ…離れんなよ。
(今度こそ本物のルナを認識し、背中合わせの状態で周囲を警戒し)
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