女子生徒 2024-04-30 23:32:52 |
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んふふ。
やっぱりね、好き!って直感したらそれを伝えちゃうものなんだよ!
( 彼があの時驚いていたのと同じように、きっと自分も1年生に好意を告げられた時は嬉しさや照れよりもまず驚いた顔をしていたのだろう。けれど残念ながらその言葉を告げられた途端に返事よりも先にみきの脳裏を過ったのは2年間ずっと想い続けていた彼のことで、『せんせーもあの時こんな風にびっくりしたのかな』とか『おんなじように誰かを思い出したりしたのかな』とか、目の前の真っ直ぐな目をした1年生よりもみきの心の中は彼でいっぱいになってしまったのもまた事実。勿論恋の駆け引きなんて全く知らないみきはなんの躊躇いもなくキャッキャと共通の思い出に花を咲かせるように楽しそうなのだけれど、ぽつりと零された言葉に引き寄せられるように彼の方に視線を戻せばそこにあったのは他の生徒では気付かない程の小さな違いであるけれど“面白くない時の顔”をした彼で。2年間ずっと彼の元に通いつめていた恋する乙女は本人の知り得ない感情の機微すらもすっかり分かるようになったらしく、そんな彼の表情にきゅん。と胸を高鳴らせながらも彼の服の裾をくい、と引っ張っては「 せんせーとは違うお返事したよ。─── ……大好きな人がいるからごめんなさい、って。 」 と堪えきれない愛おしさがいっぱいに滲んだ声でそっと囁いてはふわりと笑って見せて。…だからそんなお顔しないで、なんて言ったら彼はきっと困るのだろうから、それはみきの心の中でそっと付け足すだけに留まり。 )
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