女子生徒 2024-04-30 23:32:52 |
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─── …ふふ。びくってした。
せんせーの手、いつもよりちょっぴりあっついね。
( 廊下と扉を一枚隔てただけのこの準備室は不思議な程に静かで、遠くで聞こえている部活動に励む生徒の声と室内のフィルターの音以外はなんの音もない。故に互いの声や息遣いがよく聞こえてしまうし、もっと近づけば心臓の音だって聞こえてしまうかもしれないほどの2人きりの空間はみきにとってとても甘美で落ち着くもの(彼は真逆の感情を抱えているかもしれないけれど)。まるで熱があったあの時のようにじんわりと暖かな彼の手はとても心地が良くて、みきは長いまつ毛に囲われた瞳を閉じたままその手の感触に甘えるようにくすくすと柔らかく笑っては彼が手を引こうとしないのをいいことにすり。とその手に柔い頬を擦り寄らせて。コーヒーくらい飲める、と啖呵をきったものの中々それを飲むには至らずにむむむ…とふわりと苦味の漂う黒色と睨めっこを続けていればどこかからかうような彼の言葉にみきはぎくりと肩を跳ねさせ。「 き、緊張なんてしてないもん! 」と先程までの睨み合いを誤魔化すようにぶんぶんと首を横に振れば、ままよ!と言わんばかりにそのままコーヒーを一口。途端に口の中に広がるなんとも言い難い芳醇な苦味とコクに思わず目をぎゅっと握ってはその苦みを逃がすようにそのまま足をパタパタと上下させて悶え。「 っ~…!! 」 と声にならない悲鳴をあげながら何とかごくんと嚥下したはいいものの口の中に残る苦さにじわりと目尻には涙が滲んで。─── 想像では苦さを我慢しながらポーカーフェイスで「苦くない!」 と強がってみせる予定だったのだけど、当然そんなことが出来るはずもなく。 )
( / 良いんですよ、お布団の外は風邪菌がうようよしてて危険なんですから…!ずっとぬくぬくのままなるみきのお話しましょうねぇ~~~!!(怪異の類)
アッそんな私の卵焼きなんかではせいぜい20倍が限界ですから…!(過言) )
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