匿名さん 2024-04-25 00:30:33 |
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ううん、大丈夫。気にしないで。
(離された手を名残惜しく思いつつ貼り付けた笑顔で返し。『うれしかったよ』なんて余計な私的感情を言葉に出すのはやめておいた。それにしても、こんなことって滅多に起きないレアイベントだ。今夜書く僕と遥太のらぶらぶ☆日記(幻覚多め)は執筆時間が長引きそうである。途中、感情が拗れて暴走しかけたけどそれも反省しよう。無意識とはいえ、まさか彼の髪を引っこ抜いてしまうなんて……いや、貴重な遥太素材が手に入ったのは喜ばしいが、本人から直接採取するのは僕のポリシーに反するというか、僕の都合で彼に危害を与えるのは避けたくて。なにより、僕は彼を守りたいんだ。そんな遥太の騎士である僕が、彼を傷つけてどうする。全く、彼が相手だと僕はどうも調子が崩れる。これが恋の病……と一人で悶々と脳内会議を繰り広げていると、後ろから僕が投げかけた言葉を否定する彼の声が聞こえて。思わず勢いよく振り返り、真剣な眼差しを向けて否定の否定をしたが、さすがに語気が強かったかとすぐさま気付き、しどろもどろに目を逸らし)
なに言ってるの!遥太は、かわいいよ。……あ、……ごめん、えっと、からかってるわけじゃなくて、さ……
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