匿名さん 2024-04-25 00:30:33 |
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えっ……ああ、うん、予鈴だね……。……っ!?
(しばらく焦燥に胸を痛めながら無我夢中で彼の頭を撫でていたが、今にも子猫のように喉を鳴らしそうな表情でされるがままの相手に癒され、少しずつ冷静さを取り戻して。それとほぼ同時に予鈴が聞こえ、まだ夢見心地のまま遥太の言葉に生返事をすると、不意に手を握られ、そのまま教室へと引っ張られて。突然の出来事に理解が追いつかず、ゆっくりと情報を整理しようと頭を働かせて。遥太と手を繋いでいる。一緒に焦りながら教室を目指して走っている。いかにも青春というような状況に、らしくもない緩?を見せ、喜びに浸る。一体今日はどうしてしまったんだ。今まで距離感を見誤ることを恐れて、一般的な友人同士で交わされるようなスキンシップまでにとどめるよう意識していたが、遥太は思っているより触られることが好きらしい。それならば、もっと僕の気持ちを分からせてやってもいいよね……?遥太に握られている手ではない、先ほどまで彼の頭を撫で回していた感覚の残るもう片方の手を見て。この手についている遥太の髪の毛は、あとでしっかりと保存袋に入れておこう )
はぁー……よかった、間に合ったね。まだ寝癖ついたままだけど、まぁそのままでも可愛いからいっか
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