記憶喪失の少女 2024-04-15 02:05:12 |
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よろしく、ハル。
(相手の自己紹介、そして「よろしく」という言葉を聞いて、一応は挨拶を返しておく。こんな世界にいる限り短い付き合いとなることは分かりきっているのだから、そのような挨拶をするだけ無駄だと思ってしまう。ただ、今は相手のことについて聞き出すために警戒心を少しでも解く必要がある。その手段としてならと考えたのだ。そのこともあり、ゼリーに関しても「余ってるって言ったでしょ、別にいいって。」とぶっきらぼうに言い放って。かなり回復したように見えるし、そろそろ質問をしてもいいころだろうか。そう考えていると、相手もどうやらそのことが気になってきたらしい。ようやくこの時間が来たか、という風に手についた埃をぱんぱんと叩いて少年に話しかけようとすると、あまりにも気の抜けた音がするものだから思わず固まってしまう。よもやここまで腹を空かせていたとは、どうしたものか。再びポーチからゼリーのパックを取り出して「…まだあるけど。」と手渡そうとするが、そこで一つ考えが浮かんでくる。彼を追いかけていた二人なら、もしかすると別の食糧も持っているのではないだろうか。コンバットナイフも置いたままだし、取りに行くついでに探すというのも悪くないかもしれない。それに、ここならそうそう見つかることもないだろう。)
欲しいなら勝手に飲んでて。私はさっきのやつからナイフを回収してくるから。
(/成る程、とても良いと思います…!アスタからしても自分をそこまで慕ってくれる人とは初めての出逢いになるでしょうし、それならば不自然でもないですよね…!
書き直し、お疲れ様です…!)
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