雪月風花　（　少人数　／　3L可　）　

>38　蓬さん

（　日曜日の朝。アラームも掛けずに好きなだけ寝るのが至福ゆえ、普段よりも遅い起床で。ぼんやりとしたまま目を擦りながら身支度を済ませる。足音を立てぬように歩いてリビングへと向かえば、既に先客の姿があり。朝から穏やかでマイナスイオン漂う彼に癒されつつ、近くまで歩み寄り。料理が苦手なのは自覚済みのため、気になるも特に手を出すことはせず　）
おはよう、蓬さん。朝ごはんを作っているの？


（　／　初回ありがとうございます、絡ませて頂きました！これからよろしくお願いいたします。これ以降は名前欄にキャラクター名を入れて頂けると助かります……！　）

「そうですね、今日は時間もあるしホットケーキでも作ろうかなって。」

(普段より緩い雰囲気の彼女の姿を認め、こちらの手元を気にしつつ必要以上に近寄ろうとしないその心うちになんとなく察しをつけ。
簡単なお菓子なら大きな失敗もせずに作れるんじゃないかなぁ、と難易度の低いレシピを思い出しつつ下を向けば、溶いたばかりの卵と牛乳が目に入って)

「……あ、良かったら氷織さんも一緒に作りません？ほら、これなら垂らしてひっくり返すだけだし」

(思い立ったが吉日ってよく言うし、と心の中で呟いて。自分にしては珍しい誘いの言葉に今更ながら緊張しつつ、プレッシャーにならない程度に彼女に近寄り、どう？と小首を傾げて。)



(／返しが遅れてすみません……！絡んでくださりありがとうございます、こちらこそこれからよろしくお願いいたします！
名前の件も了解いたしました。)

>42　蓬さん

私がやったら失敗してしまわないかしら──でも、蓬さんがいてくれるなら何とかなりそう。
（　何度か大きな失敗をしてから控えている料理。殆ど経験がないゆえに一人でやるのは憚られるけれど、今ならば彼が見ていてくれる。困ったように首傾げるも、自身の中で気持ちを固めて一歩を踏み出し。まずは清潔にするところから。手首につけていたゴムで髪を束ねると、石鹸で手を洗って準備完了。簡単とはいえ朝ごはんを台無しにしてしまわないように、彼の指示に倣おうと考え。"先生"なんて呼称をつけつつ、従う姿勢を見せて　）
よろしくお願いします、蓬先生。

>ALL

(青空を覆い揺蕩う入道雲は荘厳な夏の風物詩。アスファルトには陽炎が立っている。辺りに人影はなく、蝉音だけが響く街中を蓉は何も考えず、ただ歩き回っている。いつから歩き回っているのかはハッキリわからず、思考すらもうっすらとぼやける。だが馴染みの街であるはずが、違和感は拭えない。拭えないけれども深くは考えられない。まるで何かに思考を妨げられているようなふわふわとした感覚に、蓉は腕を組み、眉を顰めては彷徨い続けた。そこでふと。見つけたのは坂道の頂上に佇む３段重ねの分厚いホットケーキ。見つけたというよりも遭遇に近しいそれ。道幅いっぱいに、遠くの方で見えたスイーツに蓉はゆっくりと首を傾げたが、漂う甘い香りに自然と?がニヤけてしまった。謎は目で見て解くべし、とは脳筋な持論。そばに立てかけてあった自転車に跨れば、ホットケーキを目指すのであった。)

「…へへへ……おいし…そ～……」

(そう、全ては那波蓉の見る夢である。日曜日の朝。枕だけを抱きしめては涎を垂らし、阿呆な顔で寝言を呟く。昨晩、登山より帰宅してからそのままぐっすりと気絶するように眠ってしまったらしい。)

「…みんなに…も…おしえて…あげなくちゃ…」

(アラームが鳴り響く、凡そ5分前であった。)

(／初回失礼します！悩んだ末にこんな始まり方になってしまいました…絡みづらかったらスルーで構いません！これからよろしくお願いします！)

>>43　氷織さん

あ、よかった～。大丈夫ですよ、俺作り慣れてるし。言ったからにはちゃんとね、サポートしますから。

(　少し悩みつつも承諾してくれたことにほっとし、楽しい記憶になればいいなぁ、と嬉しそうに顔を緩めて。
そうと決まれば、と冷蔵庫から追加の牛乳と卵、更にマヨネーズを取り出し。ついでに冷蔵庫内にヨーグルトとフルーツソース、バターがあることを確認し、トッピングの算段をつけて。
姉や妹はリクエストはするくせに手伝おうともしなかった故、人から "先生" と呼ばれ一緒に料理ができることに嬉しさ半分恥ずかしさ半分、と言った声色で。　)

いやいやぁそんな、先生なんて……いや、ふふ、嬉しいなぁ。