中華娘 2024-03-28 09:57:33 |
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─── …。
マスターは、海も海じゃない場所も、どこまでも行けるヨ。
紅鈴、とても力持ち!マスター疲れて歩くできないしても、紅鈴抱っこして、たくさん連れてったげる!
( 大通りはまだ太陽が真上にある時間帯ということもあり、がやがやと街の人々で賑わっている。きちんと周囲への警戒を怠る事無く軽快を研ぎ澄ましつつ彼の隣を歩いていれば、ふと建物の隙間から垣間見える水平線を見つめる海色の瞳にぱち、と正反対の紅玉を丸めて。〝シーグローヴ家の次男〟という囲いに囚われていた彼はそれらのしがらみを捨てた今、自由にどこまでだって行ける。その筈なのに何故だかその横顔が苦しそうに見えた紅鈴は、彼の手をぱっと握ってその手を引っ張るように数歩前に歩み出ては相も変わらずたどたどしい口調ではあるものの彼も海と同じくどこへだって行ける存在なのだと笑って。 )
だからマスター、海、一緒ネ。
紅鈴はどっちも似てると思う、とても好(ハオ)!
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