青い蝶 2024-03-26 21:15:09 |
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よく他のお客様も仰るわ。仄暗いぐらいが少し落ち着くんだそうよ。私としては、色鮮やかな庭園の風景も魅力的だけれど。──そう、久しぶりに。なら、これからもっと慣れてもらわなくてわね?オリヴィア。
さて、二冊目は非常に特殊で、私からの説明が必須ね。といっても、イメージを補強するための説明だから、気楽に聞いてちょうだい。
>11
まずは〈 趣旨 〉の項目ね。募集にもあった通り、仄暗い舞台設定を元に、ロル回しよりも会話に重きを置いた募集よ。感覚としては、固有世界観ありの無登録制といえば良いのかしら。それと、恋愛要素についてだけれど──
・相性によって恋愛対応可。
・長期に移行する場合、世界観の掘り下げ可。
と記載がある通り、あくまで数ある選択肢の一つと認識してもらえればズレは生まれないと思うわ。恋愛最重要でもなければ恋愛不可でも無いということね。──暗い要素を交えつつ、刹那的な刺激や興奮では無く、心地よい眠りと穏やかな朝を迎えるような、穏やかに過ごせる場所。それがこの場所のコンセプトなんでしょうね。ふらりと立ち寄れる場所があると安心するでしょう?そういったものよ。
〈 交流とシチュエーション 〉……これは説明に骨が折れるわ。イメージの共有が難しいと思うけれど、頑張って聞いてちょうだいな。
会話編は文字通りよ。主に無登録制や短期制のように短ロルで私達住民との関係を深めていくものね。ここでオリヴィアに一つ注意とお願いをしたいの。
オリヴィアには、「 その日オリヴィアの現実であったこと 」を時折会話の内容とシチュエーションを持ち込んで貰えると助かるわ。例として今日はオリヴィアの友人と話してこう思ったとか、その日お母様と衝突したとか、出来事は何でも良いの。その出来事を得て、今日は感情が衝動に偏っている、今日はいつも以上に穏やかといった変化を起こすのも可能よ。
最近現実が荒れているから、青い蝶を無視して暫く青い扉を開けなかった──1週間ほど夢の世界に行かなかったというシチュエーションでも面白そうね。私達の反応も変わるでしょう。
何故シチュエーションの指定をお願いするのかというと、夢の世界で自分を見つめるという舞台設定上オリヴィアの現実に関わるNPCキャラクターを私達は勝手に動かせないから、その点を補ってもらいたいの。難しいお願いを頼んでごめんなさいね。……私、分かりやすく説明できているかしら。
物語編も意味の通り。ただしこちらは、最初のコンセプトは少し外れているけれど、長期に移行する場合、世界観の掘り下げ可との記述があったでしょう?あれに対応するモードと言えば伝わるかしら。この世界に記録を残す以上、物語は自然と生まれてしまうもの。貴女が望むのならそれを深掘り出来る選択肢の一つね。──関係によっては、私や胡蝶の物語が開かれることも例外では無いのかもしれない。
話が逸れたけれど、>8 でも記述した迷い人達は勿論会話編で出すことも可能だけど、迷い人と言う性質上、深い交流は難しいと思ってちょうだい。
理由として、私達はオリヴィアのナビゲーターで貴女の物語を紐解く立ち位置にいるけれど「 オリヴィアと迷い人 」が対峙することになった場合、オリヴィア自身が迷い人の苦しみに飲み込まれてしまうことだってあり得る。そうなれば最後、住民である私達はどうすることも出来ない。──もし、オリヴィアが世界を修復するほどの変化した後ならば、少し違ったものになるかもしれないけどね。
注意点をまとめると「 主役とナビゲーターの立場が逆転する可能性がある 」「 迷い人の物語を進めている間は、オリヴィア自身の物語が停滞し奪いかねない 」この3点かしら。──デリケートな問題で、苦手なお客様はとことん苦手なものだと私の背後は認識しているから、もし選ぶのならば、オリヴィアの背後様によく確認した上で声をかけてちょうだいね。
◆◇要素
理性、衝動、自我。本当の自分自身と苦しみ。仄暗い要素がテーマである以上、身体的・精神的を問わず「 自暴自棄による自傷 」という要素ついて説明させてちょうだい。……ただ、これは一番デリケートな問題といっても過言ではないし、コンセプトに反している。
……物語編で、お客様にとって最も耐え難い現実に直面した時「 再生へ至るための禊 」として、一度だけそういった展開を一度だけ行える要素よ。その際は、責任を持って付き合いましょう。……夜明け前が一番暗く、その後に美しい朝を迎えると言うけれど、こんなもの。
これもあくまで選べる選択肢の一つとして覚えておいて貰えると嬉しいわ。勿論、無理に選ぶ必要は無いし、実際に選択する際は私達で充分に擦り合わせた上で実行する要素だと考えておいて。……気分は大丈夫かしら?
ふう……。やはりこの本の説明は大変ね。特になければ三冊目に移るつもりだったけれど、私、喉が渇いてしまったわ。──そうね、紅茶を用意する間に三冊目は彼にでも説明してもらおうかしら。
さて、彼を呼ぶ前に二冊目に関しての質問はあるかしら?現時点で苦手な要素や懸念点があれば遠慮なく言ってちょうだい。
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