名無しさん 2024-03-23 00:11:55 |
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(真っ赤な瞳で彼のことを見つめていると彼から出た言葉は大丈夫、という言葉と、ちょうどいいくらいに温まった、という言葉だった。マグカップを見せられると今まで飲んでいたものか、と思う。そう言う彼の声がエマは会ったころからずっと大好きだ。自分の分も用意してくれるという彼に「ありがとー」と返す。その瞬間ひゅうっと風が吹き、一瞬ゾワッと体が震えた。今日は一段と寒いな、と思いながら彼を見ると昔と変わっていない姿。自分の用意をしてくれ、またワタシのほうを向くとお口に合わないかもしれませんが、と少し冗談交じりに言ってワタシにホットワインが入ったマグカップを差し出してくる。「これはこれは、ありがとうございます。」と自分も冗談っぽく言って、彼が淹れてくれたホットワインが入ったマグカップを受け取り口元へと運ぶと一口口へと注ぐ。するとあまりのおいしさに「わぁ!美味しいよヴェイン!」と昔のような無邪気な笑顔を彼へと向けて)
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