主 2024-03-10 21:04:45 |
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あっ、サインですか。いいですよ。何か描くもの描くもの……っと。
(すっごいカタコトになりかけているが、サインは了承して彼はショルダーバッグを慎重に漁り始める、執筆活動用のペンをいつも入れているためである。慎重である理由は先程の一件で貸してもらった本である。見つかるとちょっと面倒かもと思ったのである。そしてペンを取り出すとサラサラと女性のためにサインを書いていくことだろう。)
あ、ヤイチの所の生徒さんだったんだ。勿論大丈夫ですよ、一緒に食べましょ。はい、いつも読んでくれたり見てくれたりしてありがとうございます。
(サインを描いている途中ヤイチと女性の会話が聞こえてきてサインを描きながらちょっと笑顔になる。そんなところに関係性があったのか、と思ったためである。そしてサインを描き終わると女性に一緒に食べることを了承しつつ、いつも小説を読んだりしてくれている謝辞を述べながら色紙を渡す事だろう。色紙には、自身のサインとポーズをとっているマスカーニャの絵が書いてあった。脚本を俳優に伝える際には絵でこんな感じと指示する事が多く、絵もマンガ家と遜色ない程上手いのである。サイン会等ではなく、一人だから大盛りサービス、と言ったところか。)
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