とある手記 2024-02-27 14:15:04 |
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>47 米杯様
「礼はいいって。それより、気分はよくなったか?」
先程までの彼女の様子から、まともに動けないくらい酒を飲んでいたであろうことを推測し。血の気の引いた白い表情からは幾分回復したような気はするが、外に影響が出るということは相当中の…臓器の方にもダメージが溜まっているであろうことは理解できて。とは言え、癒しの力を持つ神でもない限り、水1杯程度で癒せるとも思えないわけで。取り敢えずの指標として、気分不快はないかと問うて。
「まぁ、確かに此処の星空は綺麗だけど……酒にまつわる神ってのも大変そうだなぁ…」
星見酒をしていたと話す彼女に、星空に限らず風情のあるものを目にすれば酒を煽るのではなかろうか…と妙な不安が過り。飲まずにはいられない性分であるとするのなら、酒に関連性のある神なのだろうと会得がいく。一升瓶を掲げては何やら顔色を悪くする姿に、『酒の神って大変なんだなぁ』と他人事のような感想が浮かんで。
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