『 ラスさんが唯一僕を気味悪がらないで居てくれるんです。 隣が落ち着くんですよ。 』 優しく微笑む姿につられて此方も頬を緩める。奇麗な見た目と反して口が悪い。そんなところも 愛おしい、そう思ってしまう。翡翠色の片目を隠すように瞑りながら神秘的というのが最も当て はまるきれいな空の空気を吸う。