姫さま冒険譚~勇者の代わりに私が魔王を倒します~

姫さま冒険譚~勇者の代わりに私が魔王を倒します~

語り部  2024-01-27 19:43:27 
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「いつになったら勇者様は現れるの?」

憤懣やるかたない様子で窓から城下町を眺めながらお姫様は質問を投げかけた。

「存じ上げません」
「魔王が復活して早数十年。誰も魔王を倒せていないじゃない。魔王を倒すと言われてる伝説の勇者様が現れた話も聞かないし」
「……」

お姫様の言葉に側近は何も言えず黙り込むしかない。

「そうだわ」

ふいに何か妙案が浮かんだかのように立ち上がるお姫様。

「誰も魔王を倒さないなら、私が倒してしまえばいいのよ」
「……は?え?いや、なにを仰っているのですか!?」
「このままでは近いうちに世界が滅んでしまうわ。すでにいくつかの小国は滅ぼされたと聞いてるもの。誰も立ち上がらないなら私が立ち上がらないと。さ、思い立ったが吉日!さっそく準備して出発よ!」
「ま、待ってください姫さまぁぁぁあ!」




~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



(/笑いあり涙あり、たまにシリアスやバトルもあるファンタジー世界へようこそ。姫さまはあなたの協力をお待ちしています。さあ、準備が整うまでしばしお待ちください。)

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  • No.29 by シュウスイ  2024-01-31 23:07:49 


>ALL

道沿いを歩けば半日で着くと申しておったが、港を出てからはや十日… "冒険者ぎるど"なる物に名を記さねばならぬと言うのに。参ったのぉ…
途中、馬車を呼んだ参ると声をかけてくれた青年も銭を渡し戻ってこぬまま…何事もなければ良いのだがなぁ

(更なる強者との手合わせを求め、和の国からやって海を渡りやって来た1人の侍。
まずは冒険者ギルドに加入する様にと港町の漁師に勧められカストーレ王国を目指し歩いていたが、誰でも道沿いを歩いていけば半日で着くはずなのに何故か十日も獣やモンスターなどを倒し、食べながら彷徨い歩き続けている。途中、国まで乗せてくれる馬車を呼んでこようと親切に声を掛けてくれた青年もいたが、典型的な詐欺であったとも知らずにその若者の安否を気にかけて上記をぼやきながら、カストーレ王国とは反対の方向へ歩み始めて



(/主様、参加承認ありがとうございます!
改めてよろしくお願いします!

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