魔女の息子 2024-01-21 19:29:00 |
通報 |
ん゙ん……おわったァ…
(一限目からぶっ続けで眠り続け、お昼休みに入るチャイムと共に目を覚ませば隣の彼を見て。何かソワソワと当たりを見回している様子に首を傾げつつ「どうしましたか坊ちゃん。…あ、昼?食堂まで案内してやろーか?」とまだ眠たそうな声色で。あまり周囲には知られたくないが実を言うと今日は自分の母が料理を作りに来ている曜日のはず。自宅のレストランはこの学校と業務提携しており格安で店で出しているような食事を提供してくれている。それならばこの地に来たばかりの彼も気に入ってくれるかも、と次の言葉を続け、)
うちの母ちゃんの飯、食ってけば?お前揚げ物好きー?
(自分もさっさと食堂へ行こうと机に広げたままの荷物からタコのキーホルダーのついた小さな小銭入れを引っ張り出し。「多分今日はフィッシュアンドチップスあるはず。…ああ、うちレストランなんだわ。」と軽すぎる説明も付け加えて、相手の出方を見るようにぼやっとした視線を投げつけ)
トピック検索 |