ワンコが恋する大人な相手 〆

…、っ。(伝えれば崩れると分かっていた、先程まで浮かべていた笑顔が一瞬にして無くなり冷たくなっていくのを間近に見て、そうしたのは自分の筈なのに、酷く胸が傷んだ。彼のこんな表情を見るのは10年前のあの日以来で、その時と同じで自分にはどうする事も出来なかった。10年前と少し違うのは、彼が昔の様に涙を見せず、無理に隠すところだろうか。泣かないでくれと告げようと口が開くも、…自分が泣かせたのに今更何をと音になる前に喉の奥で殺して、目を伏せる。本当に言いたかったのは、なんてもう遅い返事が駆け巡り、それを全て潰して殺した言葉と共に無理矢理呑み込んで最初から何も無かったかのように。)

……あぁ、食べきらないとな。(長い間見てきたから分かる、本当は今にも泣き出しそうなのに無理に大袈裟な笑みを浮かべて上から弱い部分を覆い隠す健気な相手が、酷く痛々しくて受け入れられない。残った酒を全て胃の中へ流し込んでは、本当にこのまま忘れてしまいたいと思う。昔から変わらない自身に向けられる真っ直ぐな好意は時に痛みを伴って、どう応えたら良いのか分からなくなる。今にも壊れそうだと分かっているのに、今はその強がりに甘えてお互い何ともない様に会話を続けた。それが逆に不自然だったが、有難いと思ってしまうのは悪い大人だと辟易して。
袋を差し出されれば「あぁ」と一言吐き袋に手を入れ中身を取り出して口に放り込んでは、なんの味も今は感じられないのに美味しいなんて口にして。自身も新たに彼の作ってくれたものよりも更に度数の高い酒を選んでは、空になったグラスへ注ぎ、直ぐに口を付けて中身を半分開け。)

【誰かさんは朝まで爆睡でしょうねww
少しはありそう、…？パン派かな、ご飯はかな←
でもホント昼まで一緒に寝ちゃうのもいいですね、、二日酔い凄そうだし笑

あー！いいですね！
事情知らず顔色悪いからって心配から追い掛けて、逆に迷惑をかけるやつ…
可愛い弟だから大目に見てくれますきっと←
飲め飲め！二日酔いは知りません笑笑

幸せですよー！！ほんとに！楽しくて楽してもう…こんなに楽しくて良いのかしら
言いましたね？？←
これからも宜しくお願いします´`*
貴方様がお相手様で本当に良かったです…！
しつこくいきましょ、倍で返すので←】