ワンコが恋する大人な相手 〆

(一気にお酒を煽りグラスを置いて長く息を吐き出し、ゆっくり深呼吸した後久しぶりに彼の名前を呼んだ。その後素直に伝えた言葉に対して、頬を緩ませ一際柔らかな笑顔を見せて貰えて本当に嬉しかった。だからこそ、今の気持ちを伝えてしまいたい。そう思い真っ直ぐ見つめながら嘘偽りのない言葉で話した。…お互いに視線は合ったまま、彼の唇が開いては閉じてを繰り返す様をじっと眺める。嫌がられている訳ではなさそうだなと、ほんの少し安心したのに。戦慄く唇が開き告げられた言葉は、ハッキリとした拒絶こそしないものの遠回しに応えられないという物で。大人になったってやっぱり彼にとっては自分は弟なんだなと再認識させられてしまい。…短く息を吐き出して、緩く頭を横に振り)

……ですよね。すみません、忘れて下さい。
(きっと彼は落ち着いた声で話したつもりだろう。けれど微かに震えていた、それをずっと昔から変わらない優しさで抑えてくれた。…弟だと思っていた相手から諦めていないなんて言われれば本来は逃げ帰ったっておかしくない。それでもここに居てくれるなら今日はこのまま甘えてしまおう。ふっと鼻で笑っては溢れそうになる涙を腕で目を擦り気のせいだと誤魔化して。彼以上に良い相手なんて考えられない癖に、忘れて下さいと告げる。その表情は今にも泣き出してしまいそうに歪んでいた)

気を取り直して飲みましょう！おつまみもいっぱい買って貰いましたし、明日はお休みですからお昼に起きたって誰も怒りませんし！
(歪めていた表情を誤魔化すように少し大きく声を張り上げた次の瞬間には、何ともないように笑顔を浮かべており。もう一杯飲もうと空になったグラスにまたもお酒の後炭酸水を注いでは、先程開けようとして手離してしまったイカの燻製の袋を開け、何個か取り出しては口に含みむぐむぐと動かして「美味しいですよ、辰巳さんも食べましょう？」と先程あったことをもう忘れたように、笑顔で袋を差し出して。その内心は本当は今にも泣き出してしまいそうなのだが)

【でしょう？(ニヤニヤ)
わぁ何てこったいwそれはやばいですなww
あー！！お兄ちゃん！！好きですぅ！！…冷蔵庫の中身何があるかな、海渡一応自炊するから割と揃ってる？それとも買い出しサボっててスカスカ？かもしくは冷凍庫にお肉とか保管してる？笑

うへへ、ありがとうございますぅ(*´-`)ですね、そしたら帰りに迫りましょうか！金曜日の夜、海渡くんまた他の人の業務引き受けて遅くなって、疲れてるところに絡まれて…何なら、これを飲め！っつって媚薬入りのお酒口にぶちこまれてもいいですし？助けて貰った後熱に任せて迅野さん食べる、なんて事態にならないよう警察に突き出した後こっそり逃げようとするのに直ぐ捕まって、仕方ないから白状したりとか…あー、これは色々すっ飛ばし過ぎかww←
お、飲んじゃいます？よっしゃ酔っちゃえww ←
ありがとうございますぅ笑 そりゃいきなりで迅野さんも言葉出ませんわww

えぇええそんなっ、毎日楽しいだなんて言って頂けるなんてほんっと光栄ですありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡えっ、えっ、そんなっ、褒めても何も出なっ…惚れちゃう？！あ、あのえぇっと…どうぞ好きにしてください？！←
勿論です、よろしくお願いします(*´-`)
こちらこそありがとうございます…！幸せとまで仰って頂けるとは…！こちらも同じお気持ちをお返しします…！って、ちょっとぉ、真に受けちゃいますよぉ？コイツしつこいですからね？←】