ワンコが恋する大人な相手 〆

(金曜日の夜、仕事終わり…とはいっても定時は18時なのに今は20時。同僚がインフルエンザに掛かり出勤停止になったと伝えられたのが朝。その後上司から「彼の分の仕事を、少しだけ任せてもいいかい？君だけが頼りなんだ」と、断らせない雰囲気の笑顔で話され、他の同僚をチラ見するものの目が合わず。確かに同期の中で自分が一番仕事は出来る…がその分通常業務も他の人よりは多く回って来ている訳で。そんな中休んだ同僚の分もカバーしろと頼まれた。「……分かりました。残業代はきっちり払って下さいね」業務時間内に終わらないことは明白。だから先に釘を刺しておく。「勿論だよ。ありがとう羽咲君」断らせない笑顔はそのままに、感謝の乗っていない声でありがとうと告げた後、俺の肩を軽く撫でてから上司は自分の席に戻っていった。……今度セクハラで訴えてやろうか。なんて思いつつ仕事に取り掛かって、昼休憩もそこそこに何とか同僚の分の業務も終わらせたのがついさっき。長くため息を吐きながら早く帰ろうと歩いて、いつもは通らない近道を行ったんだけど。それが悪かった。「なんや兄ちゃん、文句あるんか？」普通に道を歩いてただけなのに、ガラの悪そうな、ガタイのいい、明らかにその道っぽい人と、ただ単に目が合っただけなのに声を掛けられて。苦笑いしつつ後退りする)

いえ、文句なんてないです。たまたま目が合っただけですよ。勘違いさせちゃったなら謝ります。すみません。
(後退りしつつ、普段から勘違いされる度によく使う台詞を使い回して何とか見逃して貰おうとしたんだけど。何を勘違いしたのかそいつは距離を詰めて来て俺の手首を掴みぐいっと引き寄せてくる。力の差がハッキリしてたから逆らえなくてそのまま従い前に来れば反対側の腕で背中に腕が回された。「兄ちゃんになくてもこっちにはあるんやわ。よぅ見たら好みの顔しとる。同行願おうかぁ？」)

……はい？いえ、遠慮します。離して貰えますか。
(何を恐ろしいことを言い出すんだろうか。背中に回された腕と、好みの顔。同行。絶対ろくなことじゃない。そもそも知らない相手に付き合う義理もない。短くため息を吐き出しては、酷く冷めた声色で淡々と離して欲しいと告げる。それがまた悪かったのか、楽しげに笑う声がして。背中に回った腕が離れたかと思えば顎に指が掛かり無理矢理上を向かされ目が合い、同時に手首を掴んだ腕を上げられほんの少し身体が持ち上がる。…痛くて顔が歪むのを愉快そうに笑いながら見る相手と目が合って。今日はホント最悪の日だな、なんて思ってたら顔が近付いてくる。本気で嫌だから掴まれてない方の腕で胸板を押すが全く動かない。最悪だ。知らない野郎とキスなんて。胸板を押す抵抗を続けつつ、この後訪れるであろう行為にせめて顔は見ないようにとキツく瞼を閉じた)


【いえいえ気になさらず…！お熱下がったんですね、良かったといっていいのやらですが良かったですぅ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
お、マジですか！ありがとうございます！という訳で、初回、考える時間がたっぷりあったのでメモからコピペしつつ多少改変して投げまーす！やたらと長いロルになっちゃいましたがお好きな長さでお返事してくださって大丈夫ですよぉ笑 あと何かいつもと書き方違うロルになったなぁー…まあ、伝わればOKってことで← 攻めやけど他人には迫られる…あれ、今更ながらありですか？←
へへ、どんな反応になるやら楽しみですなぁ？(ニヤニヤ)←】