よつどもえ（　豆～中 / 雑談 / 完也　）

>琴

俺はその「たぶん」が怖くて堪んないの。（　方向音痴な妹に心配と恐れが半々に / 組んだ腕を擦り　）俺もー。アレどこだっけ、マイバッグ的な袋。（　アウターを羽織ってリビングへ、ポケットには財布とスマホをin / 普段買い物とは縁遠い故に曖昧な表現で言葉紡ぎ　）


>藍

お前どこでそんな言葉覚えて来たんだよ…。（　蝶よ花よと甘やかした末っ子の「重婚」発言に目を見張り　）そういいながら、良い人見つけて結婚しちまうんだよ藍は。まあ、でも…んな風に思って貰えんのはすげえ嬉しいな。（　否定せずとも遠い目で零し / 深い溜め息　）
にいちゃん、すげえ回復しちまったわ。藍、ありがとな。（　ご満悦な様子 / 頭上の小さな手の平を捕まえて　）そんなに食いたくねえのな…。──藍がにんじん三つ食べれたら、俺がなんでも言う事聞いてあげる、…とか言ったら食える？（　物は試し / 悩ましげに唸りながら絞り出した提案を食指立て告げ　）っちょ、待ってて…水持って来る。…あー、どこつってたかな。確かフランスだとか西洋の方だった気するんだけど…。（　焼きあがった丸パンとミネラルウォーターを持ち寄り食卓に置いて / 曖昧な記憶を手繰り寄せ眉間に皺を拵えては、語尾にかけて自信を失くしながら応じ　）


>奏

逆に、にいちゃんのウエディングドレス姿なんて見たくねえだろ。…奏が相手じゃ幸せになれるのは確実だけどさ。（　冗談と理解しつつも酷く仰天した様子で / ぽそり肯定の旨を零して　）松本くん、だっけ。すげえな。ハマってるもん形にしちまうの、内容は兎も角かっけーわ。っはは、奏はNOと言える日本人だもんなあ。その舞台、いつやんの？俺見に行きてえ。（　整った笑みに適わぬ不器用な笑みを湛え / 死んだ魚の如き双眸を直向きに尋ね　）んな風に言って貰えて嬉しいな。作り甲斐がある。得意料理、増やしてみっかな…。（　至極嬉々とした具合は声音にも反映されて　）どうぞ。美味しく食ってね。つーか、そろそろ奏が夕飯当番じゃね？何作るの？（　若干の慈愛を混ぜた表情を弛緩させ / 好奇心の赴くまま / 弟の向かいの席に座しては答えを待ち　）